広告運用の効果を最大化するために、欠かせない広告数値の予実管理やKPIマネジメント。
ですが、
「広告の数値データは、csvでエクスポートして手作業でスプレッドシートやエクセルに貼り付けている」
「媒体の管理画面でレポートを作り、そこからコピペしている」
という方も多いのではないでしょうか?
広告の運用や改善に集中して、数値管理の煩雑な作業はなるべく効率化したいですよね。
この記事では、Google広告の「スクリプト」機能を使って、自動で広告数値をスプレッドシートに取得する方法をお伝えします。
ご紹介するスクリプトをそのままコピペするだけで、日々の広告数値管理の手間から解放されます。
Google広告の作業工数軽減にぜひご活用ください!
Google広告の数値管理を自動化する手順
管理画面から「スクリプト」を開く
管理画面の「ツールと設定」から、一括操作 ブロックの「スクリプト」をクリックします。
次に、青い「+」ボタンをクリックし、「新規スクリプト」をクリックします。
以下のようなコードを記述する画面が出てきます。
スクリプト画面にコードを貼り付ける
以下をコードを記述する部分にコピペします。
function main() {
const sheetId = 'xxxxx'; // シートのID
const sheetName = 'xx'; // シート名
const ss = SpreadsheetApp.openById(sheetId).getSheetByName(sheetName);
const query = `
select
segments.date
,campaign.name
,ad_group.name
,metrics.cost_micros
,metrics.clicks
,metrics.impressions
,metrics.search_impression_share
,metrics.ctr
from
ad_group
where
segments.date between '2023-01-01' and '2025-12-31'
order by
segments.date
,campaign.name
,ad_group.name
`;
var report = AdsApp.report(query);
report.exportToSheet(ss);
if (ss.getLastRow() == 1) {
return;
}
var lastRow = ss.getLastRow();
var lastCol = ss.getLastColumn();
var range = ss.getRange(1, 1, lastRow, lastCol);
range.setFontFamily('xxx'); // 転記するフォントを変更する場合は指定(指定しない場合は削除する)
range.setFontSize(x); // 転記するフォントサイズを変更する場合は指定(指定しない場合は削除する)
}
コード内の「シートID」「シート名」のところは、お使いのものを入力してください。
シートIDは、スプレッドシートURLの以下「xxxxx」の部分です。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxx/edit#gid=0
スクリプトを保存し実行すると、指定したシートに広告データが返ってきます。
上記のコードでは
- 日付
- キャンペーン名
- 広告グループ名
- 広告費
- クリック数
- インプレッション数
- インプレッションシェア
- CTR
が取得できます。
これ以外の項目や指標を取りたい場合や取得期間を変更したい場合は、query = “ 内のSQLクエリを変更してください。
自動更新の設定は、以下の画面の「頻度」から可能です。
スクリプトの実行頻度は、「1回」「1時間ごと」「毎日」「週別」「月別」から選択できます。
基本的には「毎日」で日次更新すれば十分かと思います。
スクリプトで自動集計する際の注意点
広告費(cost)のデータは、「cost.micros」で返ってくるため、集計時は /1000000 する必要があります。
また、コンバージョンのデータを集計したい場合は、もう一つスクリプトの記述・設定が必要です。
詳しくは以下の記事で解説しています!
まとめ
Google広告のスクリプト機能を使うことで、広告数値の自動集計が実現できました!
日々の数値集計が劇的に楽になり、毎日リアルタイムでスプレッドシート上で動きを見れるようになります。
ぜひご活用ください!