スプレッドシートでF2転換率を算出する方法【QUERY&COUNTIF関数】

デジタルマーケティング

マーケティングにおけるリピートの鍵になる「F2転換率」。
F1=1回目購入、F2=2回目購入・・・というように購入の頻度・回数(F=Frequency)を指し、2回目購入される確率を示す指標です。

特に、EC事業やD2C、物販ビジネスで重要視されています。

このF2転換率をスプレッドシートで、QUERY関数+COUNTIF関数を使って算出する方法を解説していきます。

 

以下の画像のように「顧客ID」と「購入日」が格納されているデータを想定します。

このダミーデータからスプレッドシートでF2転換率を算出していきます。

F2転換率をスプレッドシートで算出する手順

QUERY関数でID順にソートする

まずは、QUERY関数を使って、データを「顧客ID」順に並べます。
(顧客IDがないようなデータであれば、「顧客名」順でもOK)

D1セルに
=QUERY(A:B, “select * where A is not null order by A,B”,1)
と関数を入力します。

すると、以下の画像のようにデータが顧客ID・購入日で昇順に並んで返ってきます。

 

ポイントは

  1. 「where ID列 is not null」として、IDが空白の行を除外すること
  2. 「order by ID列」として、顧客IDを昇順で並べること

です!

COUNTIF関数でリピート回数をカウントする

次に、COUNTIF関数を使って顧客IDごとのリピート回数をカウントしていきます。
F列にリピート回数をカウントする列(例では、「repeat_cnt」)を作ります。

F2セルに
=IF($D2=””,,COUNTIF($D$2:$D2,$D2))
と関数を入力します。

F2セルをコピーして、シートの一番下まで関数を貼り付けます。

 

ポイントは

  1. F2セルのCOUNTIF関数を「COUNTIF($D$2:$D2,$D2)」として、参照範囲の上限だけを2行目で固定すること
  2. 「IF($D2=””,,~)」のようにIF関数でネストして、顧客IDが空白だった場合に空白で返すこと

になります。

COUNTIF関数の参照上限だけを固定することで、顧客IDごとの出現回数(=顧客IDごとのリピート購入回数)をカウントすることができます。
また、IF関数で「顧客IDが空白の場合に空白で返す」こと&数式をシートの下限までコピペすることにより、購買データが更新されてデータが追記された場合でも自動で集計することが可能です!

リピート回数ごとの顧客数と転換率を算出する

リピート回数をカウントする列を作成できたら、購入頻度ごとに出現数をカウントしていきます。

M列にF1~算出したい購入頻度までを入力します(例では、F10まで)。
最後の行は、購入頻度+1~(例では、F11~)としておきます。

I2セルに
=COUNTIFS($F:$F,MID(H2,2,2))
と関数を入力します。
(COUNTIF関数でもOK)

MID関数で文字列「F1」から「1」を取得するようにしています。
MID関数を使わず、COUNTIFS関数の引数にそのまま「1」を指定してもOKです。

ただし、MID関数で取得しておけば、そのまま下のセルにコピーして算出できるので、関数の編集の手間がなくなります!

最後のセル(例では、F11~に該当する「I12セル」)では、MID関数の前に「“>”&」を追加します。
F11以降の購入頻度をすべて合算するためです。

 

これで、各購入頻度(F1、F2・・・)の出現回数を集計できました!

 

ここから各購入頻度ごとに比を算出することで、転換率を算出することができます。

J3セルに
=IFERROR(I3/I2)
と関数を入力します。

これを最後の購入頻度のセルまでコピペします。

 

これでF2転換率を含む、各購入頻度ごとの転換率を取得できました!

例示したダミーデータでは、

  • F2転換率は39.7%、F3転換率は28.8%、F4転換率は50.9%
  • F3転換率が最も低く、F4転換以降は相対的に高めの転換率
  • F3転換率に課題が見え、ここを改善することでLTVが伸びる可能性が高い

といったことがわかりますね!

今回活用したダミーデータは、「顧客ID」と「購入日」だけの非常にシンプルなデータでしたが、ここにカテゴリーや購買チャネル、居住地などを加えれば、カテゴリーごとのF2転換率・購買チャネルごとのF2転換率・居住地ごとのF2転換率なども算出できます。

まとめ

QUERY関数とCOUNTIF関数をうまく活用することで、F2転換率や各購入頻度ごとの転換率を算出できました!

マーケティングや事業経営において、リピートは決定的に重要です。
そのキーとなるF2転換率を算出する場面は実務上も多いため、ご参考になれば幸いです。

 

F2転換率に関連して、以下の記事ではLTVを時系列で算出する方法を解説しています。

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