移住は子育てにおすすめか?島根県移住8年目、娘と実感した良さ

海士町の集落で娘と暮らす移住夫婦の子育てをイメージしたイラスト 移住のリアル

「子育てのために、移住はおすすめか?」。検索してこのページに来た方は、漠然とした不安と、少しの期待を同時に抱えているのではないでしょうか?私たち夫婦は東京から島根県の8世帯13人の集落へ移住し、今年で8年目になります。娘は、この島の暮らししか知りません。

これまでの記事では、田舎暮らしの後悔・仕事事情・向き不向きなど、警鐘寄りのテーマを中心に検証してきました。今回は逆の視点で書きます。子育てという軸に絞って、移住して本当に良かったと思う瞬間を実例とともに紹介する記事です。

X投稿28件、YouTube取材動画の一次情報も交えながら、私たちの実感と照らし合わせていきます。特に、発達特性のある子を受け入れる町の取り組みは、競合記事ではほとんど扱われていない領域です。同じ悩みを持つ方に、必ず届けたいと思って書きました。

この記事でわかること
・子育て世代に移住が支持されている、今のトレンドの背景
・自然の中でのびのび育つ子どもの、具体的な日常の姿
・「8世帯13人の集落」で子育てするとは、実際どういうことか?
・発達特性のある子も安心して育てられる町が実在すること
・医療費・住宅・保育で子育て世代を支える、自治体支援制度の実例
・生活コストが下がることで、子育てにどんなゆとりが生まれるか
・子育て目線で移住先を選ぶ、5つのチェックポイント

なお、この記事で紹介するX投稿・YouTube動画の内容は、あくまで個人や自治体の発信に基づくものです。地域やタイミングによって制度・状況は変わる可能性がある点はご了承ください。

目次
  1. 子育て世代に移住が支持される理由|トレンドと私たちの実感
  2. 移住して良かったと思う瞬間|自然の中でのびのび育つ子どもの日常
  3. 「8世帯13人の集落」で育てるということ|地域ぐるみで見守られる子育て
  4. 発達特性のある子も安心できる町がある|本山町・飯南町に学ぶ受け入れ環境
      1. 本山町で語られた、長男の実例
      2. 飯南町の一貫教育と、上級生から下級生への文化
  5. 子育て世代に手厚い自治体の支援制度|医療費・住宅・保育の実例
      1. 境町の住宅支援と、財源の作り方
  6. 生活コストが下がると、子育てにゆとりが生まれる
  7. 子育て目線で移住先を選ぶ5つのチェックポイント
    1. 支援制度は「金額」より「使いやすさ」で見る
    2. 発達特性への理解度を事前に確認する
    3. 地域コミュニティの距離感は、お試し移住で測る
    4. 教育の選択肢を複数持っておく
    5. 自分たちに合った移住スタイルを選ぶ
  8. よくある質問
    1. Q1. 子育てに移住はおすすめですか?
    2. Q2. 発達特性のある子でも移住先で安心して暮らせますか?
    3. Q3. 子育て世代向けの移住支援制度にはどんなものがありますか?
    4. Q4. 地域コミュニティの距離感が心配です。実際はどうですか?
    5. Q5. 生活コストはどのくらい下がりますか?
    6. Q6. 移住先はどう選べばいいですか?
    7. Q7. 子育て移住にデメリットはないのですか?
  9. まとめ:子育てに、移住という選択肢
  10. 運営者情報

子育て世代に移住が支持される理由|トレンドと私たちの実感

子育て世代の移住が増えている背景を示すイラスト

子育てを機に移住を選ぶ家族は、確実に増えています。まずは、その背景をX投稿から見ていきましょう。

福岡へ12月に移住したという投稿があります。「自分が育ったような、緑あふれる土地で子育てができることをとても嬉しく思っています」というつぶやきです(参考:@nodoka_iwata)。願望を口にしていたら、夫が段取りを整えてくれたという展開も、移住あるあるだと感じます。

同じ福岡には、6年住んだ実感として「子育て移住は本当におすすめ」と語る声もあります(参考:@natto1408)。

海外移住予定者からも「本帰国なら福岡一択」という評価が出るほど、都会的な利便性と自然のバランスが評価されているようです(参考:@tera_topi0619)。

岩手県への移住半年の家族は、東京と比べて「やはり田舎の方が子育てしやすい」と実感を語っています(参考:@yuzu_curiosity)。

兵庫県三田市は子育て人気No.1エリアとしてセミナーを開き、狩猟体験を通じた子どもの成長をテーマにしています(参考:@furusatokaiki)。地域も自治体も、子育て世代に選ばれる場所であろうと動いています。

 

移住のメリット・デメリットを網羅的に比較したい方は、地方移住のメリット・デメリットまとめもあわせてご覧ください。この記事では、子育てという一点に絞って深掘りしていきます。

移住して良かったと思う瞬間|自然の中でのびのび育つ子どもの日常

自然の中でのびのび遊ぶ子どもの日常を描いたイラスト

移住して良かったと感じる瞬間は、日常のふとした場面にあります。例えば、娘が海で貝を探すのに夢中になり、呼んでも振り向かない後ろ姿を見ることがあります。あの姿を見るたびに、この島に来て良かったと思います。

秋田県能代市の河畔公園では、休日に子どもたちがブランコや鬼ごっこで盛り上がる様子が紹介されています。「自然の中で子どもが気軽に楽しく過ごせる環境に感謝です」という投稿です(参考:@noshiro_class)。

鳥取県の森のようちえん「まるぼっこう」に通う子どもは、両親よりも花の名前や食べられる草の見分け方に詳しくなったといいます。雪の日でも外で5時間近く遊ぶこともあるそうです(参考:YouTube「鳥取でのびのび子育て」いいね!とっとり)。

自然の中での体験は、地域によって形が違います。兵庫県豊岡市の竹野海岸では、磯遊びやスノーケリングが「子育ての贅沢」と評されています(参考:@tonderu_local)。

 

長崎県五島列島には、この5年で1200人が移住し、そのうち7割が30代以下だそうです。大自然・食材・教育環境の良さが評価されています(参考:@OujiSontaku)。

福島県で古民家をリフォームしながら2歳児を育て、第二子も予定しているという発信者は、「地方での子育てやリアルなリフォーム体験を発信します」と綴っています(参考:@panda_ba_bambu)。

 

島根県隠岐育ちの娘も、同じような日常を送っています。幼稚園では地区のおじいちゃんからビワをもらったり、近所のおばあちゃんから野菜をたくさんもらったり、そんな日常が当たり前のように起きる場所です。

「8世帯13人の集落」で育てるということ|地域ぐるみで見守られる子育て

集落全体で子どもを見守る様子を示すイラスト

私たちが暮らす集落は、8世帯13人です。都会の感覚では、想像しにくい規模かもしれません。ここでは、その規模だからこそ生まれる子育ての形を紹介します。

地区の方々はほとんどが70代以上ですが、皆さん自分で畑をされています。娘は幼稚園から帰ると、とことこと一人で地区のおじいちゃんやおばあちゃんのところに行きます。車もほとんど通らない集落なので、5歳が1人で歩いても安心な場所です。気付いたらイチゴや玉ねぎをたくさんもらって帰ってくる、なんてことが日常茶飯事です。

地区の皆さんが娘を見守ってくださっている。それがこの規模の集落で暮らす実感です。

 

同じような光景は、X投稿にも見つかります。秋田県鹿角市への移住体験ツアーで、ひとり親家庭の息子が地域の人にすぐ懐き、「たくさんの人と関わりながら子育てできる」ことが決め手になったという投稿がありました(参考:@warp_city)。

近所のおじいちゃんとの交流や畑の野菜分け、毎日のシャボン玉遊びなど、地域に見守られながら子どもを育てる暮らしを紹介する投稿もあります(参考:@kotoba_edu)。

富山県の古民家に移住した人物は、1948年から続く認定こども園の事業承継を発表しています。地域の子育てインフラを自ら受け継ぎながら、新しい保育園づくりに取り組んでいるそうです(参考:@toyama_kominka)。

新潟県上越妙高で発信を続ける3児の母は、この地域を「子育て・若者定住最強地域」だと語ります。「自然、人の温かさ、挑戦できる余白」がその理由だと語っています(参考:@KIKORICHLIFE)。

長野県原村では、子ども誕生をきっかけに移住した人が、近隣でも同様の移住者が多いことを分析しています。同じ年代の子どもが多く、「町内会イベントで小学生が集まって遊ぶイベントがありました」と綴られています(参考:@takagi_buchan)。

鳥取県大山町で子育てをする母親は、東日本大震災の直後に東京から移住しました。「地域の人に育ててもらえている」「見ず知らずの人が代わりに叱ってくれる」と語っています(参考:YouTube「地域で子育て ここが好き!」いいね!とっとり)。子どもは生まれてから一度も病気をしたことがなく、薄着のまま外を走り回っているそうです。

 

8世帯13人という規模は、密度は濃くても孤独ではない。私たちが8年かけて実感してきたことです。

発達特性のある子も安心できる町がある|本山町・飯南町に学ぶ受け入れ環境

発達特性のある子を地域と学校が支える様子を示すイラスト

ここからは、他の移住系記事ではほとんど扱われていないテーマに踏み込みます。発達特性のある子を育てる家庭にとって、地域選びは切実な問題です。実際に、その環境を整えている町が存在します。

例えば、高知県嶺北地域の本山町は、教育移住の受け皿として知られています。取材動画の中で、地域住民はこう語っていました。「元山町は非認知能力を育成する環境が非常に整っている」。冷や汗をかくシャワークライミングや、冬の餅つき大会など、地域と学校が連携した探求学習が実施されています(参考:YouTube「発達特性のある子どもも”のびのび”育てられる町」田舎移住を考える)。

本山町で語られた、長男の実例

動画の中で語られる長男は、ADHD(注意欠如・多動症、落ち着きのなさや衝動性が特徴の発達特性)傾向が強く、ASD(自閉スペクトラム症、対人関係やこだわりに特徴が出やすい発達特性)傾向がやや見られると診断されています。

それでも、学校が「発達特性があるユニークな子」として、チームでしっかり見守ってくれているそうです。地域と学校、保育園までが連携し、彼がのびのびと育つ環境が用意されている。その事実が何よりありがたいと語られていました。

島根県飯南町でも、似た実例があります。大阪から10年前に移住した中野さん一家の次女、ひなこさんは自閉症です。移住当初は生活に不安を感じていたといいます。それが、友達とすぐに打ち解け、「兄弟みたいに助けようとしてくれる」という関係に変わりました。特別なクラスではなく、普通クラスに通えるようになったそうです(参考:YouTube「子育て世代が住みたい田舎”全国1位”の秘密」ABCテレビニュース)。

飯南町の一貫教育と、上級生から下級生への文化

飯南町は、保育所から高校までの一貫教育を敷いています。小学校の校長先生は、「上の学年の子が下の学年に声をかけたり、優しくする文化が受け継がれている」と語っていました。その積み重ねがひなこさんの居場所につながったのだと思います。

私たちの集落でも、似た感覚があります。娘が言葉を話し始めるのが少し遅かった時期、集落のおばあちゃんは焦る様子も見せず、「この子のペースでいいがね」と言ってくれました。発達の個人差を都会よりも大らかに受け止めてくれる空気を感じた瞬間です。

 

発達特性のある子の移住、もっと詳しく聞きたい方へ

島根県での8年間のリアルな子育て環境について、直接お話しできます。


子育て世代に手厚い自治体の支援制度|医療費・住宅・保育の実例

医療費・住宅・保育の支援制度を一覧化したイラスト

移住先を選ぶ際、自治体の支援制度は無視できない要素です。ここでは、実際に手厚い制度を持つ自治体の実例を紹介します。

例えば、移住者が急増している茨城県境町では、学生の医療費が20歳まで無料です。給食費も3歳から中学生まで無料になっています(参考:YouTube「家も子育ても無料?人気の移住先1位」Nスタ解説)。

雨の日や真夏でも遊べる屋内施設が無料で利用できる点も特徴です。詳しい制度内容は境町公式ホームページの移住・定住情報で随時更新されています。

境町の住宅支援と、財源の作り方

境町には、住宅面での支援もあります。3LDKの戸建て賃貸に25年間住み続けると、実質170万円で家と土地が自分のものになる制度です。

開発費の半分には国の補助金が入り、残りをふるさと納税で補っているといいます。2023年の受け入れ額は99億円で、7年連続関東1位だといいます。移住支援への本気度が、数字にも表れているといえるでしょう。

埼玉県滑川町も、同様に手厚い支援を続けています。給食費は2012年から、所得制限を設けずに中学3年生まで無償化されました。この取り組みを導入している自治体は、全国でわずか4.4%だといいます(参考:YouTube「100年後も消滅しない町」ANNnewsCH)。

医療費の助成も、当初12歳までだったものが今では18歳まで拡大されました。その結果、人口が安定し「100年後も消滅しない町」として、全国でわずか8つしかない自治体の一つに選ばれています。最新の制度は滑川町公式サイトの子育て・教育ページで確認できます。

発達特性のある子の受け入れで紹介した島根県飯南町にも、住宅面の支援があります。定住促進賃貸住宅は、25年間家賃を払い続けると土地建物の所有権が譲渡される制度で、家賃は月4万円です(参考:飯南町公式ホームページ「しまね飯南町」)。ここまでの3自治体を支援内容ごとに比べてみます。

自治体 医療費助成 給食費 住宅支援
茨城県境町 20歳まで無料 3歳〜中学生まで無料 25年居住で実質170万円で戸建て取得
埼玉県滑川町 18歳まで助成(当初12歳から拡大) 所得制限なし・中学3年まで無償化
島根県飯南町 25年居住で所有権譲渡・家賃月4万円

支援は移住前の段階からも用意されています。徳島県三好市は、空き家バンクとリモートワーク対応住宅のお試し事業を整え、移住後のフォローまで一体的に行っています(参考:@Tsuchiya0424)。

鹿児島市は「子育てしやすい」と積極的にPRし、オンラインセミナーでリアルな子育てライフを聞ける機会を用意しています(参考:@magnionofficial、参考:@kagoshimacityPR)。

奈良市は2026年7月から、新たな子育て移住支援金制度を始めました。若年子育て世帯を対象に、最大40万円が支給されます(参考:@naracity_tweets)。制度は年々更新されていくので、検討時期の最新情報を必ず自治体の公式ページで確認してください。全国の制度を横断的に調べたい方は、ニッポン移住・交流ナビ「JOIN」も参考になります。

生活コストが下がると、子育てにゆとりが生まれる

生活コストの低下がゆとりにつながる様子を示すイラスト

制度と並んで大きいのが、日々の生活コストの変化です。数字よりも先に、私たち自身の感覚から書きます。

東京で払っていた家賃を思い出すと、今の暮らしがどれほど身軽か実感します。浮いた分は、娘の習い事や、家族での島外旅行に回せるようになりました。地方は仕事がないと言われがちですが、働き方を変えれば十分に暮らしていけます。詳しい実例は「地方移住は仕事ない」は本当?3社転職の年収実録で検証していますので、あわせてご覧ください。

地方で一馬力、3人の娘を育てる家庭の投稿があります。「物価の安さが生む心のゆとりは大きいです」「浮いた生活費で将来のためにコツコツ資産運用」という声です。実家が農家のため、農作業を手伝うと米などを分けてもらえることも、家計の助けになっているそうです(参考:@NEDkDo0iEs79205)。

フルリモートで4年前に地方移住した人物は、「子育て」を仕事より優先しつつ、月70万円は切らないように案件を選んでいると語っています(参考:@naotsu_log)。収入を保ちながら、優先順位だけを組み替える。そんな働き方が地方でも選べる時代になってきました。

もちろん、良いことばかりではありません。年収が下がった実例や、後悔した声も正直に存在します。バランスを取って知りたい方は、地方移住の後悔を実際の数値で検証!年収3割減の実例もを参考にしてください。

子育て目線で移住先を選ぶ5つのチェックポイント

子育て目線の移住先選びチェックポイントを示すイラスト

ここまで見てきた実例を踏まえて、子育て目線で移住先を選ぶ際のチェックポイントを整理します。地域ランキングをただ並べるより、実用的な視点を優先しました。

支援制度は「金額」より「使いやすさ」で見る

医療費無料の年齢や給食費の助成範囲は、自治体によって差が大きいです。金額だけでなく、申請の手続きが簡単かどうかも確認してください。

発達特性への理解度を事前に確認する

本山町や飯南町のように、学校と地域が連携している町は確かに存在します。地域おこし協力隊の説明会などで、発達特性のある子への対応事例を尋ねてみる価値があります。

地域コミュニティの距離感は、お試し移住で測る

集落の規模や文化によって、見守りの温度感はまったく違います。移住前に短期滞在し、実際の距離感を肌で確かめてください。

教育の選択肢を複数持っておく

教育移住という選択肢も広がっています。ある小学校では全児童の8割が他県からの教育移住だという例もあります(参考:@sayakaboshi)。学びの環境そのものを目的に移住する家庭も、一定数存在します。

自分たちに合った移住スタイルを選ぶ

移住のスタイルは、一つではありません。「子育てと海外移住についてママトークしてます」と、海外への移住と子育てをテーマに発信する例もあります(参考:@386miyamura)。

イギリス移住の実体験を「移住・子育て・お金」というテーマでまとめた例もあります(参考:@Nao_Gillet)。

脱サラして移住し、「脱サラ移住、子育て、そして夫婦のこと」という歩みがメディアに取り上げられた夫婦の例もありました(参考:@marige333)。

結婚を機にニュージーランドへ移住し、「子育てしながら自分の生活スタイルに合う経験を活かした仕事を見つけた」という例もあります。国内のIターン・Uターンだけが選択肢ではないと知っておくと、視野が広がります。(参考:@gekkannz

いきなり移住を決断する必要はありません。新潟県十日町市松之山では、自然の中で子育てしたい家族向けの移住ツアーが開催され、暮らしと学びのリアルを体験できると案内されていました(参考:@to_kanko)。

夫婦そろって岩手への転勤が決まった家族は、家探し・保育園探し・転入届などの行政手続きを、わずか2ヶ月でこなしたそうです(参考:@menminosabuaka)。まずは相談会やお試しツアーから、小さく動き出してみてください。

子育て目線で移住先を選びたい方へ

医療費・住宅支援・保育環境まで、自治体ごとの支援制度を比較できるチェックリストを無料で配布しています。


よくある質問

Q1. 子育てに移住はおすすめですか?

一律に断言はできませんが、私たちの8年間の実感としては、おすすめできる選択肢です。自然の中でのびのび育つ日常、地域ぐるみで見守られる安心感は、都会では得にくいものだと感じています。

Q2. 発達特性のある子でも移住先で安心して暮らせますか?

はい、実例があります。高知県本山町、島根県飯南町のように、学校と地域が連携して発達特性のある子を見守る町が実在します。移住前に、こうした受け入れ実績のある地域かどうかを確認してください。

Q3. 子育て世代向けの移住支援制度にはどんなものがありますか?

医療費助成の拡大、給食費の無償化、住宅取得支援などが代表的です。茨城県境町や埼玉県滑川町のように、全国的にも珍しい水準の支援を用意している自治体もあります。

Q4. 地域コミュニティの距離感が心配です。実際はどうですか?

集落の規模や地域文化によって、大きく異なります。私たちの8世帯13人の集落では、密度は濃くても、それが負担ではなく助けとして機能していると感じています。事前のお試し移住で、実際の距離感を確認してみてください。

Q5. 生活コストはどのくらい下がりますか?

家賃を中心に、下がるケースが多いです。ただし年収が下がる実例もあるため、収入と支出の両面で試算することが欠かせません。

Q6. 移住先はどう選べばいいですか?

支援制度の使いやすさ、発達特性への理解度、地域コミュニティの距離感、教育の選択肢、自分たちに合った移住スタイルという5つの軸で比較してみてください。

Q7. 子育て移住にデメリットはないのですか?

正直に言うと、あります。年収が下がった実例や、後悔したという声も存在します。良い面だけでなく、両方を知った上で判断したい方は、後悔の実数検証記事もあわせてご覧ください。

まとめ:子育てに、移住という選択肢

「子育てに移住はおすすめか」という問いに、私たちなりの答えを出すなら、迷わず「はい」です。自然の中でのびのび育つ日常、8世帯13人の集落が見守ってくれる安心感、そして発達特性のある子さえ受け入れる町の存在です。8年間、娘と暮らしてきた実感として、これらはすべて本物でした。

「出産、東京からの移住、子育て、独立、法人設立、その他もろもろ大きいライフイベントや勝負どころを共にしてきた」と、14年乗った車の買い替えを機に振り返る投稿がありました(参考:@warabinotes)。私たちにとっての島根県での8年間も、同じように積み重なってきた時間です。

地域選びや制度の確認など、事前の準備は欠かせません。もう少し視野を広げて移住のリアルを知りたい方は、田舎暮らしのデメリットを項目別に検証!仕事・車・虫・人間関係の本音田舎暮らしに向かない人の特徴|9項目の適性チェックリスト田舎暮らし「やめとけ」は本当?炎上動画と匿名掲示板の事例もあわせてご覧ください。

それでも、娘の後ろ姿を見るたびに思います。この選択は、間違っていなかったと。

運営者情報

この記事は、東京から島根県の8世帯13人の集落へ、地縁もゆかりもないままIターン移住した30代夫婦(娘一人の3人家族)が運営しています。移住して8年目、地方暮らしのリアルをマーケター視点で検証しながら発信を続けてきました。この記事のためにX投稿28件・YouTube取材動画を一次情報として収集・分析し、8年間の実体験とあわせて検証しています。詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。運営者プロフィール

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